JTBC 『PEAK TIME』 第1話 所感
前提:
書いてる人はチーム8時ことDKBとチーム12時ことKINGDOMの現役ペン。チーム23時こと大国男児のことも活動していた当時好きでCD買ったりしていた。
また、審査員ではティファニー・ヨン(少女時代)が大好きで、ライアン・ジョンは推し(VAV)の事務所の社長ということもあり信頼している。
残念ながら古のオタクではない。
基本は推してるチームのみ言及、ステージの良し悪しとは関係なく気になることがあれば他のチームも言及…のスタンスで行きます。
第1話では、番組自体のイントロダクションから。
概要はこちらの記事がわかりやすいと思う。
全体ルールをざっくり
- サバイバルラウンド、1ラウンド、2ラウンド、3ラウンド、決勝ラウンドの全5ラウンド制
- 2ラウンド終了までに視聴者投票を行い、その結果に応じて脱落が出る
- ファイナルラウンドに進出する上位6チームはツアーコンサート参加の特典
- 優勝チームには賞金3億ウォンと、アルバムリリースとグローバルショーケースの特典
- 参加チームは本当のグループ名を名乗ることはできず、番組中ではチーム1時~23時の仮称を用いる(ただし、上位6チームに残れば本当のグループ名が公開でき、また、サバイバルラウンドでの脱落チームも本当のグループ名を公開して去ることになる)
※23年2月23日 一部訂正&加筆しました
※23年3月25日 更に修正…申し訳…
サバイバルラウンド
第1話および第2話では、サバイバルラウンドが進行します。
サバイバルラウンドは完全に審査員による審査のみ。
各チームはステージを披露し、審査員は「ワールドワイドグループの素質あり」と思えば手元のボタンを押します。これを審査員1人につき1ピックと数えます。
審査員が8人なので最大8ピック(=オールピック)。ステージ終了の時点で、6~8ピックなら1ラウンド進出確定、4~5ピックなら保留(後ほど検討)、1~3ピックなら脱落です。
チーム12時 KINGDOM
我が推しKINGDOM(以下キンドム)、1ピックに終わり脱落となりました。
ライアン・ジョン審査員の批評はこうです(解釈ミスあったらスマソ)。
チーム12は切実さがあるのかないのか紙一重です。コンセプトという罠に囚われすぎています。だからコンセプトだけを頼ってしまって本人たちのテクニックとかそういったものが発展させられていない印象を受けました。
何かひとつぐらいあるだろうと思って本当に誠心誠意見てたんです。だけど見どころがわかりませんでした。コンセプトばかりでどこがポイントなのかわからなかったんです。そうこうしているうちにステージが始まって「いつ終わった?」という感じだったのでボタンを押して褒めてあげるところがなかったんです。
だから、確実に可能性に溢れた子たちなので基礎をもっと固めたら良いのではないかと思いました。ファイティン!*1
いや~もう…ライアン兄さんのご指摘、クッッソ厳しいけど反論の余地がない。
オタクは基本的に推しを褒めて伸ばしたい生き物だから普段は言わないけど、この機会に思ってること言いますね。もうピークタイムに関連してキンドムの話をすることもこの先ないので一旦全部出しておく。
本当のことを言うと、チーム14時(GHOST9)が保留になったぐらいから既に不安だった。「脱落するのでは…?」というか「進出できる気がしない…」というか、とにかく不安がよぎった。それがそのとおりになった。不安がよぎってる時点で、私は潜在的にキンドムには技術が足りないと思っていたんだろうな。いや嘘、前々からちょっと思ってた。
正直私、キンドムに対して技術面で「上手ェ~~~!!!」となったことはないんだ。勿論、プロなりには上手いし格好良いんだけどね。
それと、放送観てて、ディテールのところで残念に思うような点もある。
えーとね、他グルの話を持ち出して申し訳ないけど、私がヨドルで唯一ガチで推してるDreamcatcher(以下ドゥケ)というグループがいるんですが。
ドゥケもね、ホラー(ダークファンタジー)コンセプトにメタルサウンドという当時誰もやってないコンセプトで再デビューして、当然すぐには結果が出なくて、それでもゴリゴリとその道を突き進んで、ついには広くKポ界隈でこのコンセプトの第一人者として認知されて時間をかけて1位を取って契約も更新できるまでのグループになった訳なんだけど。
ドゥケがここまで来られたのって技術という裏付けがあったからなんですよ。ナムグルばりの(←こういう言い方したくないけど)振付をこなし、これまたKポ界隈での共通認識になるほどの生歌の実力を持っていて、他グルの曲(特別コンセプチュアルでもない普通の曲)をカバーしても魅力が褪せる事がないです。
結果、むしろコンセプトに命を吹き込んでいる感じというか、体現しきっているというか、そういう感じがします。
で、キンドムの話ですけど、ドゥケがそうであったようにキンドムも実は未開の地を進んでいるのだと思うのです。
ライアン兄さんが『コンセプトだけを頼ってしまって(콘셉트 하나만 믿고)本人たちのテクニックとかそういったものが発展させられていない印象を受けました』と批評したことや、自己紹介のくだりの雰囲気からもそんな感じがするけど、もしかしたら事務所もメンバーも、誰もやってないこのコンセプトはブルーオーシャン*2だと思っていたかもしれない。
だけどそんなことはなく、そこはむしろ未開の地なんですよ。そしてその未開の地は、他に誰もいないからってただ行ってみたら主になれるわけじゃなく、自分たちで切り拓いて城も建てて初めて主になれるんです。
ステージ前のインタビューで、このコンセプトについて世間の反応はどうかと聞かれたムジンが「凄く冷たいです」と答えたけど、それってもしかしたら、ペン以外にはまだ『コスプレの人たち』ぐらいにしか見えてないということなのではなかろうか。
それを、『むちゃくちゃかっこいい唯一無二のファンタジーコンセプトの人たち』に変えないといけない。
いや、まっっじでキンドムは「ロールモデルはSEVENTEEN先輩です」とか言ってる場合じゃない(私カラットだけどね)。「お前たちのロールモデルはDreamcatcherなんだよ!!」と言いたい。
私個人としてはキンドムにもドゥケのように、「ファンタジーコンセプトといえば」の存在、どっかのグループがファンタジーコンセプトをやれば「今回のカムバ、キンドムみたいだね」と引き合いに出されるような存在になってほしいと思っています。
今回はさぞ悔しくて惨めな思いをしただろうと思うけど(批評を聞いているときのダンの表情ったら…)、その経験を経てどう変わるのか変わらないのか…それは本人たち次第…。願わくば、生まれ変わったかのような姿が見られますように。
キンドムちゃん、がんばれ…この未開の地に自らの手で国を建て、真の王となるのだ…!!!
余談 シンプルに脱落して残念という話
それにしても、脱落は本当に悔しくて残念だ…。他の参加チームと一緒に努力友情勝利するキンドムちゃんが見られると思っていたのに。脱落しても即退場じゃなかったようなので他グルのステージもしっかり観られてたみたいでそこはせめてもの救い…。
…あと、キンドムの1ピック脱落が決まった瞬間にチーム8時ことDKBのD1が頭を抱えて残念がってくれてた。D1はアソと授賞式でコラボステージをしたり、アユクデのサッカーでルイとチームメイトだったりでその後も仲良くしてくれているんだと思う。残念がってくれてありがとうな…。
チーム8時 DKB
我が推しDKB(以下ダクビ)、オールピックを叩き出して1ラウンド進出です!! ちな最初のオールピック。
まさにこの番組の趣旨の通り、実力を証明したと思います。
ダクビはね、本当に、本当に上手い!!! 私は誰にでも胸張って「ダクビは上手い」て言えるよ。ぱっと見のビジュアルが特別華やかなグループではないけど、私が推してるどこよりも聴き応えのあるラップをするし、ダンスはずば抜けて上手い。で、ボーカルに関してはあと一歩という認識だったんだけど、このステージではそんなことを感じさせませんでしたね! むしろ生歌も褒められていたほど。
また、ヘリジュンがマイクを落としたけど上手く収拾したってことで褒められていました。過去にも放送で、取れて落ちちゃった衣装のバンダナをヒチャンがさりげなく拾ってステージ外に投げるというファインプレーがあったんですよね。ダクビってそういう、ちょっとなんかあっても動じずに収めて集中力を切らさないという能力が高いんだろうな。
終わりに向けて盛り上がっていくこのステージなんですが、それもダクビの得意技だと思っています。今までのカムバでも、ラスサビ周辺で一番激しい振付が用意されてて大暴れして終わる!!というのが多い。体力があって集中力も切らさないということですよね。
ルンの使い方も上手かった。制服風衣装や方言や終始絶やさぬ雄々しい掛け声等の男子校のクソうるさい感じで突っ走った後、最後をスカしたルンで〆るのが最高です笑
改めて思ったけど、ダクビって本当に、いかにもヒップホップ小僧なルックスの7人に、どうにもこうにも可愛いユクとどうにもこうにも美形お坊ちゃんなルン、という構成が絶妙で少年漫画みたい。良い。
本当に、審査員も参加者も一体になって大盛り上がりして、視聴者としても楽しくて気持ちの良いステージだった!! 観てたら健康になりそうなぐらい!!w
オールピックおめでとう~!!
余談 ダクビうるせえかわいい
ステージ大成功だったダクビですが、ステージ以外でも元気でうるさいのでよく抜かれていますね笑 チーム2時ことNTXと共に2大男子校チームとして今後もクソうるさく会場を盛り上げてほしい笑
あと、予選のカットで歓声が上がってルンが「もっと!」て煽ってるところとかもふてぶてしくて可愛いかったし、なんか変なタイミングで感極まって泣いちゃうイチャンも可愛かったwww
すごく愛嬌があるので、そこももっとたくさんの人に愛してもらえると良いなあ。
その他
チーム21時 24K …というかTANチャンソンの話(ごめんなさい)
私の推しグルのひとつであるTAN*3のチャンソンの実家である24K、今現在エケチェンばかりのグループになっていたんだな…。
まあ、実際のところ現メンバーの生まれは1999~2003年でチャンソンとの歳の差は3~7歳と、全員とすごく歳が離れている訳でもないのだけど、ほんとに可愛らしい子ばっかりのチームになってて、これはなんかもう、とっても野生ジム上がりのチャンソンが戻れる状況じゃない。戻ったら子育てになっちゃう!!!(だからそんなに歳)
てかこれってむしろチャンソンが戻らない前提でエケチェンばかりを加入させたと考えることもできるのかな? きゃわきゃわなユウマくんとタケルくんの加入は2022年つまりTAN結成後です。
そう考えると、契約/活動期間がはっきりしなかったTANだけど、ふつうに7年とかの契約をしたのかもしれない…?(ただし、ナムウィキ見ると一応まだチャンソンは現メンバーになっている)
チーム11時 VANNER
こんなもん泣くわ!!!!
社長まで運転代行とのダブルワークだなんてさ…。社長とメンバーしかいない会社になってもはや自営業ぐらいの勢いなのに廃業も解散もせずに、社長がダブルワークしてまでアイドル活動続けるっていったいどんな関係なのよ。どっかのクソババアとは大違いだよ!!(今それ関係ない)
それで、ただ苦労してるってエピソードだけじゃなくて、そっからオールピックかましてるからもうひとつも文句のつけようがない。
ちなみに、彼らの選曲がSEVENTEENの『아낀다』だったのですが、カラットとしても大満足のステージでした。
本当にオールピックおめでとう!!!!泣
付録
JTBC公式の再生リスト
実況ツイートはこちら
頂上決戦ではない(一発目のツイそれ?)
— 某ユウキ (@gobyuuki) 2023年2月15日
*1:12팀은 한 끗 차이예요. 간절함이 있으냐 없스냐. 지금 콘셉트라는 트렙에 너무 많이 갇혀 있어요. 그러니까 콘셉트 하나만 믿고 지금 본인들의 테크닉 이런 게 더 발전 못히는 듯한 느낌이 좀 들어갔든요. 뭔가 하나 있을 것 같아서 되게 성심성의껏 본단 밀이에요. 근데 뭘 봐야 할지 모르겠어요. 콘셉트 콘셉트 콘셉트만 말해서 포인트를 내가 어디에 잡아야 할지 모르겠는 거예요. 그러다가 무대 시작해서 "언제 끝났지?" 이러다 보니까 버튼 누르고 칭찬 해줄 게 없는 거예요. 그러니까 분명히 가능성이 넘지는 친구들인데 내공을 더 다지면좋지 아늘까 그런 생각이 들었어요. 화이팅입니나.(タイプミスや書き起こし漏れはご容赦)
*2:競争相手が(ほとんど)いない市場
*3:ティエイエン。MBCのデビューサバイバル番組『極限デビュー野生ドル』から誕生し、もともとこのチーム21時こと24Kに所属するイ・チャンソンの他、チーム2時ことNTXに所属するキム・ジソンも所属している。